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執筆者の写真吉田正幸

昨年の出生数が確定~7年連続で過去最低を更新!


 

 厚生労働省はこのほど、令和4年(2022年)人口動態統計(確定数)を公表しました。それによると、昨年1年間に生まれた子どもは77万759人で、前年に比べて4万863人の減少となっています。また、合計特殊出生率も1.26と前年より0.04ポイント下がり、7年連続で低下し続けています。

 なお、この合計特殊出生率については、2005年の1.26と並んで過去最低と言われていますが、小数点以下4桁までみると、2005年は1.2600、2022年は1.2565となっていて、実際には昨年の合計特殊出生率が過去最低となります。

 また、出生数に大きな影響を与える婚姻件数については、前年より3792組多い50万4930組と3年ぶりに増加に転じており、微増ながらアフターコロナの気配を伺わせています。

 とはいえ、厚生労働省が先ごろ公表した今年6月分の人口動態統計速報によると、今年1月から6月までの出生数は累計で37万1052人となっており、昨年の38万4942人を1万3890人(3.6%)下回っています。このまま推移すれば昨年の過去最低を更新する可能性もあるだけに、依然として厳しい少子化が続いていると言えそうです。

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