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少子化がさらに加速しそうな状況に!

 

このままでは最終的に70万人を下回る可能性も


 厚生労働省が8月30日、人口動態統計速報(令和6年6月分)を発表しましたが、それによると今年1月から6月まで半年間の出生数は35万人あまりで、昨年同期間の約37万人を2万人以上下回ることが分かりました。このままペースでいくと、今年1年間の出生数は昨年の約72万7000人(確定値)を下回り、60万人台にまで落ち込む可能性があります。

 人口動態統計速報によると、今年1月から6月までに生まれた子どもは35万74人で、昨年の37万1052人に比べて2万978人少なくなっています。

 ちなみに、速報値は日本における外国人や外国における日本人等を含むもので、確定値の場合はこれらを含まないため速報値より数万人程度少なくなるのが通例です。昨年1年間の出生数は、速報値で75万8631人、確定値で72万7277人となっていました。

 また、1~6月の各月の出生数をみると、今年は1月が6万1074人(6万4052人)、2月が5万4532人(5万6930人)、3月が5万5198人(6万1495人)、4月が5万9210人(6万6人)、5月が6万2060人(6万4594人)、6月が5万8000人(6万3975人)となっていて、どの月も昨年を下回っています。 *( )内は昨年同月の出生数

 ただ、唯一の救いは、婚姻件数が24万8513件となっていて、昨年の24万6382件を2131件とわずかに上回っていることです。もっとも、子どもを生む年代の人口が減っているため、婚姻件数が少々上向いても大きなプラス要因にはなりません。

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