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執筆者の写真吉田正幸

ChatGPTの注意事項を学生に伝達


 

 ChatGPTが大きな話題となっていて、その利活用の仕方をめぐって賛否両論が渦巻く状況となっています。

 先日、筆者が非常勤講師を務める大妻女子大学から「ChatGPTで学生への注意喚起」と題するメールが送られてきました。学生に対する注意喚起ですが、非常勤講師を含む教員にも配信されたものです。

 注意喚起のメールでは、「本学における利活用の指針等については、今後、学内での議論を進める予定ですが、すでに利用している方もいると思われることから、まずはリスク管理等について、以下に基本的な注意事項を記載します」として、以下のような内容が示されていました。

ChatGPT等の生成系AIツールにより生成された文章等はその内容が必ずしも正しいものではない場合、また生成された文章等を利用することが個人情報や機密情報の漏洩、著作権を侵害する可能性があります。

各人が入力した情報は、その内容がシステムに蓄積・学習される可能性があり、入力の際も個人情報等の取り扱いには十分注意する必要があります。

レポートや課題作成等において生成系AIツールにより生成された文章等をそのまま使用することは学生本人の成果物とは認められないため、不正行為に該当する場合があります。

 なお、授業担当者から使用についての指示があった場合は、その指示に従ってください。


 ChatGPTが現実の課題として、日常レベルにまで及んできていることが分かります。その効用は大きいでしょうが、一方で様々なリスクも想定されます。

 保育現場において、園だよりや連絡帳、要録などがChatGPTで作成できるようになるかもしれません。そうなったら、そのメリットとデメリットとを秤にかけて、どのような答えを出すのか、期待よりも不安や心配が先立つのは筆者だけでしょうか。


 

 



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